伝道旅行(2)恐れるな語り続けよ | 使徒言行録 16-18章

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使徒言行録 16-18章

ある夜のこと、主は幻の中でパウロにこう言われた。「恐れるな。語り続けよ。黙っているな。わたしがあなたと共にいる。」日本聖書協会『聖書 新共同訳』 使徒言行録 18章9節~10節

伝道旅行(2)恐れるな語り続けよ

使徒言行録はエルサレムの使徒会議の後、パウロとシラスによる伝道旅行を18章に至るまで記しています。パウロたちは、主の不思議な導きによってギリシア世界に足を踏み入れることになり、伝道の幅を広げていきます。

パウロがコリントで伝道していたときのことです。パウロは幻の中で主から「恐れるな、語り続けよ。黙っているな」と励ましを受けました。パウロは何を恐れていたのでしょうか。福音を語り続けていたパウロの勇敢な姿を見ると、本当に恐れなどあったのかと疑ってしまいます。しかし、パウロには恐れがありました。恐れを覚えてしまうほどの厳しい迫害が彼に迫っていたからです。また、語る福音がなかなか受け入れてもらえないという苦しみもありました。

それでもパウロは1年半もの長い期間、コリントで腰を据えて伝道することができました。パウロがこのように語り続けることができたのは、「恐れるな」という神からの励ましがあったからです。神の励ましがなければ、パウロであっても長い期間、福音を語り続けることはできなかったと思われます。

神の御言葉だけが私たちに力を与えます。きょうも、私たちに主の力が確かに注がれています。

【祈り】

主よ。私たちは時に恐れを覚えます。あなたの言葉によって、私たちに勇気と力をお与えください。

高内 信嗣(山田教会)