リジョイス聖書日課

フィレモン 主に結ばれて隔ての壁を乗り越える

放送日
2025年6月20日(金)
お話し
望月 信(多治見教会牧師)

6月20日(金) フィレモン

もはや奴隷としてではなく、奴隷以上の者、つまり愛する兄弟としてです。…一人の人間としても、主を信じる者としても、愛する兄弟であるはずです。(フィレモン16)
日本聖書協会『聖書 新共同訳』フィレモンへの手紙16節

パウロの執筆したフィレモンへの手紙は、簡潔ながらも福音の力をきらりと輝かせている美しい手紙です。

 オネシモはフィレモンに仕える奴隷でしたが、何かの事情でフィレモンの財産に損害を与えてしまったようです。罰せられることを恐れて、彼はローマに逃れます。そのローマで信仰へと導かれ、獄中のパウロとの出会いが与えられたものと思われます。パウロは、オネシモをフィレモンのもとに送り帰すべきであると考えて、この手紙をしたためました。

 パウロは、「愛に訴えて」フィレモンに願います(9節)。その愛は、パウロとフィレモンを結びつけているキリストの愛です。パウロはオネシモを「わたしの子」と呼んで(10節)、オネシモが主を信じる信仰者とされたことを証しし、オネシモを赦し、かつ愛する兄弟として受け入れるよう、フィレモンに求めます。具体的な損害はパウロ自身が償うと申し出ます。

 オネシモは、この手紙を自ら携えて、フィレモンのもとに帰ったようです。帰ることはオネシモにとって危険にも思われたでしょう。しかし、彼は帰ります。そしてフィレモンはオネシモを赦し、主にある兄弟として受け入れたものと思われます。キリストの十字架の愛が隔ての壁を打ち破り、二人の関係を新しくしました。十字架の福音には真に力があるのです。

 【祈り】

 十字架によって和解の礎となられた主イエス・キリストに感謝します。

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