リジョイス聖書日課

コヘレト4章 ひとりよりもふたりが良い

放送日
2025年10月13日(月)
お話し
牧野信成(長野まきば教会牧師)

10月13日(月) コヘレト4章

ひとりよりもふたりが良い。
共に労苦すれば、その報いは良い。
日本聖書協会『聖書 新共同訳』コヘレトの言葉4章9節

 コヘレトは地上から虐げが無くならない現実を見て、その世の中で生きなければならない不幸を率直に言葉にします。確かに「人間が才知を尽くして労苦するのは、仲間に対して競争心を燃やしているからだ」(4節)という現実は、今も昔も変わりません。その競争心から、隣人を遠ざけ孤立するならば、人生は空しくなり不幸であると、賢者はつぶやきます。「ひとりよりもふたりが良い」。これが賢者の悟った知恵です。

 しばしば権力者はひとりよがりになって孤立し、他人の言葉に耳を傾けなくなります。かつてエジプトのファラオも、モーセばかりでなく臣下の者の言葉をも退けて、国に荒廃をもたらしました(出8〜11章)。富や権力は、それを手にするまでは自分を賢くし幸せにする手段と思えます。しかし、隣人を押しのけて手にしたその地位から得るのは空しい労苦だけだったと、結局は気づかされます。「貧しくても利口な少年の方が、老いて愚かになり、忠告を入れなくなった王よりも良い」(13節)。

 神は最初の人間に伴侶を与え、世に御子イエスを与えて、私たちがひとりになって人生を空しく費やしてしまわないようにしてくださった御方です。神の知恵に頼って隣人を愛する道へと進みましょう。

 【祈り】

 私たちから空しい競争心を取り除いて、互いに助けあう思いを与え、実りある日々を送らせてください。

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