あさのことば

神のユーモア

放送日
2020年11月26日(木)
お話し
小宮山裕一(綱島教会牧師)

小宮山裕一(綱島教会牧師)

メッセージ: 神のユーモア

 みなさん、ごきげんいかがですか。横浜市港北区にあります綱島教会の牧師をしております、小宮山裕一です。
 旧約聖書にヨナ書とよばれるおもしろい書物があります。それほど長くないのでこの放送をお聞きの皆様にも是非読んでもらいたいと思います。

 さて、この書物のどこがおもしろいのかというと、まるでアニメのような場面があるのです。それは、このヨナが神さまの命令に背くために舟に乗る。そしてその舟が嵐にあう。舟は大混乱です。そこで、だれが原因でこの嵐が来たのか突き止めようとしたところ、ヨナが原因だということになる。そして、ヨナは海に身を投げるのです。

 なんともひどい話のようにおもわれるかもしれませんが、そのヨナを大きな魚が飲み込む。そしてヨナは三日三晩、その魚の中で過ごすというのです。人を飲み込む魚がいるなんて!おそらく鯨のような魚だったのでしょう。人間は魚を食べますが、魚に食べられた人間はヨナだけです。

 こうしてヨナは3日間を魚の中で過ごし、岸辺にはき出されます。その後のヨナの歩みは是非ヨナ書をお読みになってくださればと思います。

 さて、このようななんとも滑稽な話にも思えるヨナ書ですが、私たちが自殺をしようと思い詰めるほど真剣なことで悩んだとしても、神からすればそれは決しておわりではない。むしろ、思わぬ仕方で道を用意してくださっている。大きな魚は、神のユーモアともいえるものです。それは私たちが思いもよらない仕方で私たちを助けてくださる神の姿なのです。

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