あさのことば

絶望の中の祈り

放送日
2014年2月19日(水)
お話し
小宮山裕一(ひたちなか教会牧師)

小宮山裕一(ひたちなか教会牧師)

メッセージ: 絶望の中の祈り

 おはようございます。ひたちなか教会の小宮山です。
 詩編という書物が旧約聖書にはおさめられています。その中には病気で苦しむ人が詠ったものがあります。詩編の6編もそうした書物です。3節と4節をお読みします。
 「主よ、憐れんでください わたしは嘆き悲しんでいます。 主よ、癒してください、わたしの骨は恐れ  わたしの魂は恐れおののいています。 主よ、いつまでなのでしょう。」

 この作者は、病を得たのは自らに責任があると感じています。こうした態度は現代のわたしたちからすればなんとも非科学的な印象をうけますが、肉体は病で衰弱している。心も不安で仕方がない。そうした時、この詩編の作者は大胆に、癒してくださいと祈ります。そして、この苦しみはいつまででしょう、と投げかけているのです。それは、この作者が信じている神様に対する祈りと投げかけです。

 うまくいっている時には神様のことを深く考えることはないかもしれません。しかし、自らが苦しい時、神様に祈ることができるのです。なぜですか、と投げかけることができるのです。こうした祈りや嘆きを神様は無視されません。こうした祈りや投げかけによって神様をより深く知ることができるでしょう。なぜならば、病という危機の中でこそ、神に救われるという希望と確信に導かれるからです。

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