あさのことば

信仰・希望・愛 2.肉の業

放送日
2013年6月4日(火)
お話し
野島邦夫(国立聖書教会牧師)

野島邦夫(国立聖書教会牧師)

メッセージ: 信仰・希望・愛 2.肉の業

 いかがお過ごしでしょうか、国立聖書教会の野島邦夫です。今週のテーマは「信仰者の徳」、その頂点が「信仰・希望・愛」です。

 「信仰者の徳」は、人間の資質から生まれるものではなく、聖霊によって神から与えられますから「聖霊の実」とも呼ばれました。例えば謙虚。その反対に、「信仰者が戦うべき悪徳」を聖書は「肉の業」と呼びます。

 この「肉」は人間が生まれた時から持っている資質の意味です。ですから肉の業と言っても必ずしも悪い行いとは限りません。悪い思いとも限りません。社会的には重視されるものもあります、例えば「誇り」。自分の仕事に誇りを持ち、そのような仕事に携わっている自分に誇りを持てなかったら、辛い社会生活になるでしょう。しかし、「誇り」を「自慢・高慢」と言い換えたら、これは「謙虚」の反対で、道徳的にも信仰的にも悪徳です。

 信仰的悪徳、例えばこの「高慢」は一体何が問題なのでしょうか。態度の図々しさ以上に心の向きです。心の目が、神と人に対して上から下を向いていることが問題です。それは、自分を中心にして周りを見ることです。自分を土台にして周りを判断しているとも言えます。つまり、まず自分を信頼すること、それは人の生まれつきの本性ですが、信仰とは相容れません。しかし、高慢の根は何と深いことでしょう。わたしは高慢を克服したという人は最も高慢な人です。他の悪徳も同じです。

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