あさのことば

フェルメールの手紙

放送日
2012年12月5日(水)
お話し
田上尚美(千城台教会会員)

田上尚美(千城台教会会員)

メッセージ: フェルメールの手紙

 いかがお過ごしですか。千城台教会の田上尚美です。
 わたしは橋浦尚美という名前で絵を描いております。
 フェルメールをご存じでしょうか。オランダの画家ですが、このところ彼の絵がいろいろ来日していますね。フェルメールの活躍した17世紀のオランダは、大航海時代。世界中と交易し、大変豊かな国になっていました。今年は、江戸時代に始まった日本との交易からちょうど400年にあたるそうです。

 わたしは数年前、家族でオランダに住んでいたことがあります。オランダはヨーロッパでも北にありますから、日の光が弱く、冬は雨か曇りの日ばかりです。つい家に閉じこもりがちになります。フェルメールも室内の絵が多いですね。そんな日々に届く遠い外国からの手紙。フェルメールは、手紙を読む女、書く女をとても印象深く描いています。当時は、手紙のやりとりがたいへん盛んでした。

 一方で彼らはキリスト教を熱心に信じ、聖書もよく読んでいました。
 新約聖書の後半には、キリストの使徒たちが送ったいくつもの手紙が入っています。使徒たちは旅の途中に嵐で船が難破したり、時には牢獄に入れられたりと、とても苦労しながらキリスト教を地中海地方に伝えていきました。それらの手紙からは使徒たちの熱い思いが伝わってきます。手紙が身近だったオランダ人たちにもリアルに感じられたことでしょう。ぜひ聖書を読んでみてください。

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