あさのことば

神を想う(5) こころ

放送日
2011年9月9日(金)
お話し
野島邦夫(国立聖書教会牧師)

野島邦夫(国立聖書教会牧師)

メッセージ: 神を想う(5) こころ

 いかがお過ごしでしょうか、国立聖書教会の野島邦夫です。
 今日は自分の「こころの不思議さ」に目を向けましょう。

 人は体と心からできている、とよく言います。心、あるいは魂は、目には見えませんが誰にでもあります。そして体とは異なるものです。
 科学技術の発達した今日、次の考えが流行っています。心とは脳の働きである。そして、脳は自然科学で解明できるから、心も遂には自然科学で解明できる。しかし、そうでしょうか。心には様々な働きがあります。記憶する、理解する、意志する、感情もそうです。これらが脳の働きと結び付いているのは明らかです。足を机にぶつけて「痛い」と感じることさえ、感じているのは足ではなく脳です。しかしそうだからと言って、心即ち脳の働き、という保証はどこにもありません。心即ち脳の働き、という立場から心を考えているだけです。

 心はもっと複雑で奥深いものです。例えば、良心−人は何を教えられなくても、つまり知識が無くても、誰も見ていなくても、つまり外から非難されなくても、あることをした時体の痛みではなく内面の痛みを感じます。足をぶつけた時とは違い、直接内側に感じる痛みです。このような心はいったいどうしてできたのでしょうか。あるいは誰かが造ってくださったのでしょうか。

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