主を畏れ敬う人の幸い | 詩編 34編

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詩編 34編

主の聖なる人々よ、主を畏れ敬え。
主を畏れる人には何も欠けることがない。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 詩編 34編10節

主を畏れ敬う人の幸い

この詩編は、「主を畏れ敬う」ことの奥深さを教えています。主を畏れ敬うことは、人生の基盤であり、「喜びをもって生き、長生きして幸いを見ようと望む者」に主は救いの輝きをまとわせてくださいます。

しかし、主を畏れ敬うとき、人生が必ず楽になり、また苦しみの味わいがなくなるというわけではありません。貧しくなることも、苦難に遭遇することもあります。覚えておきたいことは、そのような状況でも主はご自身を畏れ敬う者を見ておられ、その叫びを聞き、御もとに身を寄せる者をご自分が定めたタイミングで助け、救ってくださるという約束です。

「主を畏れ敬う」とは、決して抽象的な概念ではありません。これは偽りの言葉と悪い言葉を遠ざけ、善を行い、平和を尋ね求め、追い求めることです(14、15節)。そして、これは人との関係において表わされます。偽りと悪の言葉は、人と人とが共に生きる関係を破り、平和を壊してしまいます。

反面、喜びをもって生き、善を行い、平和を追求する者たちの思いと言葉と行いは、主を畏れ敬う者たちの特徴であり、共通点です。その人たちは主の喜びであり、主が欠けることがないように助けてくださいます(10、11節)。

【祈り】

主よ、いつ、何があっても主を畏れ敬うことができる信仰をお与えください。

李 哲敏(東広島伝道所)