わたしの嘆きを踊りに変える | 詩編 30編

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詩編 30編

あなたはわたしの嘆きを踊りに変え
粗布を脱がせ、喜びを帯としてくださいました。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 詩編 30編12節

わたしの嘆きを踊りに変える

この詩編は、喜びと賛美に満ちています。しかし、この喜びと賛美は、神の守りによる平穏の内に生み出されたものではありません。

詩人は平穏なとき、言いました。「わたしはとこしえに揺らぐことがない」(7節)。もはや神に頼らず自分の力で歩めるかのような言葉です。しかし神が御顔を隠されると、彼はたちまち恐怖に陥りました。敵が迫り、今にも墓穴に下らんばかりのところまで追い詰められました。そこから彼は、神を呼び始めます。自らの叫びに主が耳を傾け、憐れみ、助けてくださることを切に求めました(11節)。こうして、彼は絶望的な状況から救い出されました。その体験こそが、喜びと賛美に満ちたこの詩編を彼に歌わせています。こうして彼の嘆きは喜びの踊りに変わったのでした。彼の喜びの源は、自らが平穏であることにではなく、自らの叫びに神が応えてくださったことにこそあります。

今日の私たちの生活にも、さまざまな恐怖や嘆きがあるでしょう。声にならない叫びをあげることになるかもしれません。そのような私たちの叫びに神は耳を傾け、憐れみ、助けてくださいます。私たちの嘆きを賛美に変えてくださいます。ここにこそ、私たちの喜びの源があります。

【祈り】

主よ、私たちの叫びに耳を傾け、あなたを賛美する喜びへと変えてください。

三輪 誠(浜松伝道所)