主イエスに倣って人に仕える | マタイによる福音書 23章1-12節

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マタイによる福音書 23章1-12節

「あなたがたのうちでいちばん偉い人は、仕える者になりなさい。」日本聖書協会『聖書 新共同訳』 マタイによる福音書 23章11節

主イエスに倣って人に仕える

律法学者やファリサイ派の人びとは神を信じていました。しかし、彼らは神よりも人に褒められたいと願っていたようです。たとえば、「聖句の入った小箱」と「衣服の房」(5節)は、神の教えや救いの恵みを思い起こすために身に着けるものです。彼らは自分たちの信仰深さを人に見せようとして、その小箱を大きく、また房を長くしていました。また、「宴会では上座、会堂では上席に座ることを好み」(6節)、「広場で挨拶され」ることを好みました(7節)。彼らは人からの名誉を喜びとしていたのです。

主イエスは彼らに見倣ってはならないとおっしゃいました。彼らの過ちは、神の愛と赦しから目を離したときに、生活の中に現れてきます。主イエスはこの過ちを克服するために、「あなたがたのうちでいちばん偉い人は、仕える者になりなさい」と教えられました。人に仕える謙遜です。主イエスはご自分が「仕えられるためではなく仕えるために…来た」(20章28節)、また、「わたしは柔和で謙遜な者だから、わたしの軛を負い、わたしに学びなさい」と言われました(11章29節)。主イエスは柔和で謙遜な教師であられます。

私たちは主イエスに学びながら、謙遜に人に仕えます。具体的に人に仕えることによって、神と人への愛を実行するのです。

【祈り】

主イエスに倣って私たちが神と人に仕えることができますように。

李 東隼(和歌山伝道所)