主を仰ぐことこそわたしの力 | 歴代誌下 19-20章

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歴代誌下 19-20章

「神よ、…わたしたちには、攻めてくるこの大軍を迎え撃つ力はなく、何をなすべきか分からず、ただあなたを仰ぐことしかできません。」
日本聖書協会『聖書 新共同訳』 歴代誌下 20章12節

主を仰ぐことこそわたしの力

アラムとの戦いによって、イスラエルの王アハブは死にましたが、ユダの王ヨシャファトは主に助けを求めて、無事にエルサレムに戻ることができました。ただ、アハブ王との同盟は主の御心に適うことではありませんでした。ヨシャファトは先見者イエフからその罪を批判され、主の怒りが下ることが宣告されます。

一方、主はヨシャファトがユダから「アシェラ像を除き去り、揺るぎない心で神を求め」たことは評価されました(19章3節)。また、ヨシャファトも主の御心に適う公正な政治を行い、主に依り頼んだため、周辺諸国の軍事的脅威に悩みながらも、主によって勝利を与えられました。

アンモン人、モアブ人らの大軍を前に、ユダの国は大きな危機を迎えます。ユダには、侵略者の大軍を迎え撃つ力はなく、もはや為す術はありませんでした。しかし、それでもヨシャファトは、主を仰ぎ、主に祈り、自分たちの無力を主に告白しました。すると主は、その祈りを聞かれ、言われました。「この大軍を前にしても恐れるな。おじけるな。これはあなたたちの戦いではなく、神の戦いである」(20章15節)。

主は自らの弱さを認め、主を仰ぐ者にこそ力を与えてくださいます。主が戦ってくださるからです。

【祈り】

どのようなときも、主を仰ぎ、恐れることなく、主に信頼して生きることができますように。

弓矢 健児(西神教会)