主の約束は永遠である | 歴代誌下 21章

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歴代誌下 21章

主は、…、ダビデの家を滅ぼそうとはされなかった。主は、ダビデとその子孫に絶えずともし火を与えると約束されたからである。
日本聖書協会『聖書 新共同訳』 歴代誌下 21章7節

主の約束は永遠である

ヨシャファトは、主の御心に適う善い政治を行い、彼が王の時代、ユダの国は安定し、繁栄していました。しかし、ヨシャファトの死後、長男のヨラムが王となるとユダの国は殺戮と混乱の時代に突入します。

ヨラムは、権力が安定すると、兄弟をひとり残らず剣にかけて殺し、気に入らない高官も同様に殺しました(4節)。また、彼の妻がイスラエルの王アハブの娘であったため、ヨラムはアハブの家が行っていた偶像礼拝を行うようになり、ユダの山々にバアル信仰の高台を作り、人びとにも偶像礼拝を行わせました(11節)。

神の律法を無視したヨラムの独裁政治と偶像礼拝は、主の御心に反する大きな罪です。そのため預言者エリヤは彼に手紙を書き、彼の罪を指摘し、主の裁きを預言します。そして預言どおり、ユダの国は外国から侵略され、ヨラム自身も悪質な病にかかり、苦しみながら死にました。

しかし、ヨラムが主の目に悪とされる大きな罪を犯したにもかかわらず、主は彼の家を滅ぼされませんでした。それはひとえに、主がダビデと結ばれた契約のゆえです。主はどんなに私たちが契約に不誠実であっても、常に真実であられます。その約束は永遠です。そこにこそ、罪人が主に立ち帰り得る希望があります。

【祈り】

主の真実こそ、私たちの救いであり、希望です。私たちもまた主に誠実であることができますように。

弓矢 健児(西神教会)