忖度せず災いを預言する勇気 | 歴代誌下 17-18章

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歴代誌下 17-18章

「彼はわたしに幸運を預言することがなく、いつも災いばかり預言するので、わたしは彼を憎んでいます。イムラの子ミカヤという者です。」
日本聖書協会『聖書 新共同訳』 歴代誌下 18章7節

忖度せず災いを預言する勇気

ユダの国では、アサの後を継いで、その子ヨシャファトが王となりました。彼もアサと同様、主の戒めに従って歩み、主は、ヨシャファトを祝福し、彼を富み栄えさせました。

彼の失敗は、主から離れたイスラエルと同盟を結び、アハブ王の家と姻戚関係を結んだことです。その結果、ユダはイスラエルと共にアラムと戦争することになってしまいます。ただ、ヨシャファトは、アハブに対して、「まず主の言葉を求めてください」と言いました(18章4節)。それで、多くの預言者が召集されましたが、彼らは皆、アハブに忖度し、王が戦争に勝利することを預言しました。

しかし、その中でも一人、主に従う預言者がいました。それがイムラの子ミカヤです。彼は、常に主の御心にのみ従い、王に対する災いをも預言しました。それで、アハブはミカヤを憎んでいました。今回もミカヤが、この戦争を批判し、アハブが倒れることを預言したため、アハブはミカヤを投獄します。しかし、結果はミカヤの預言どおりになりました。

主は、私たち信仰者を、主の預言者として立てられ、この世に遣わされています。たとえ、力ある者たちに耳の痛いことであっても、主の御心にのみ聞き従い、預言の言葉を大胆に語ることが求められています。

【祈り】

どのようなときも、忖度することなく、主の御心に聞き、主の言葉を語る勇気を与えてください。

弓矢 健児(西神教会)