主に信頼する | 詩編 3編

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詩編 3編

身を横たえて眠り
わたしはまた、目覚めます。
主が支えていてくださいます。
いかに多くの民に包囲されても
決して恐れません。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 詩編 3編6節~7節

主に信頼する

この詩人は、「主よ、それでも、あなたはわたしの盾、わたしの栄え、わたしの頭を高くあげてくださる方」と歌っています(4節)。

この時、彼の回りには多くの敵がいて、その数が増え続けていました。そして、その敵対する者たちが、「神の救いなどあるものか」と言って、あざ笑っていたのです。

しかし、この詩人は、「主よ、それでも」と歌うことができました。どんなに多くの敵がいようと、神が目に見えない盾となって囲んでいてくださるので、安心して身を横たえて眠ることができる、と言うのです。

私たちの回りにも多くの敵がうごめいています。いろいろな落とし穴があり、危険がいっぱいです。そのような中で、私たちも、さまざまな苦しみや悲しみを経験するのです。時には、神は本当に救ってくださるのだろうかという思いに駆られるほど苦しむこともあるでしょう。

しかし、どのような時であっても主が支えてくださいますから、私たちもぐっすり眠ることができます。この緊張の多い世の中にあってそれができるのは、信仰の大きな恵みなのです。

吉田 謙(千里摂理教会)