主の慈しみに生きる | 詩編 4編

RCJメディアミニストリー「ふくいんのなみ」のトップページへ戻る

詩編 4編

主の慈しみに生きる人を主は見分けて
呼び求める声を聞いてくださると知れ。
平和のうちに身を横たえ、わたしは眠ります。
主よ、あなただけが、確かに
わたしをここに住まわせてくださるのです。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 詩編 4編4節、9節

主の慈しみに生きる

この詩人は、辱めを受けながらも、「平和のうちに身を横たえ、わたしは眠ります」と歌うことができました。なぜでしょうか。それは、彼が「主の慈しみに生きる人を主は見分けて、呼び求める声を聞いてくださる」と信じることができたからです(4節)。

「慈しみ」とは真実の愛、決して裏切らない愛、と言い換えることができるでしょう。私たちに注がれる神の愛は変わることがないのです。そして、その「慈しみに生きる」とは、主の愛のみに依り頼んで生きることです。主は、そのように生きる人間を見分け、その呼び求める声を聞いてくださいます。

それでは、神が私たちの最も切実な叫びに答えて与えてくださったものとは、いったい何だったでしょうか。それは、ご自身の独り子イエス・キリストでした。このお方こそ、私たちを生かす命のパンです。神の慈しみは、このお方において完全に現れました。

この主の愛に感謝し、主の愛のみに依り頼んで生きるときに、どれほどの苦難があっても、何にもまさる喜びが与えられ、平和が与えられるのです。

吉田 謙(千里摂理教会)