あさのことば

四面楚歌

放送日
2006年9月20日(水)
お話し
木村 香(川越教会牧師)

木村 香(川越教会牧師)

メッセージ: 四面楚歌

 お変わりなくお過ごしでしょうか。川越教会の木村香です。

 紀元前200年頃の中国のお話です。楚の項羽と漢の劉邦が戦いました。項羽は垓下というところに追いつめられ、城に立てこもるのですが、ある夜、四方から自分の出身の楚の国の歌が聞こえてきます。頼みにしていた本拠地の楚もすでに敵、漢の手に落ちてしまったのかと思いこみます。「漢軍及ビ諸候ノ兵コレヲ囲ムコト数重ナリ。夜漢軍ノ四面ニ楚歌スルヲ聞キ、項王スナハチ大イニ驚キテ曰ハク、漢皆スデニ楚ヲ得タルカ。コレ何ゾ楚人ノ多キヤ」。しばらくの後、項羽は絶望のうちに自ら首を刎ねるのです。

 そんな経験をしたことはないでしょうか。まわり中敵だらけ、四面楚歌。いや、そこまで行かなくても、信頼していたあの人に裏切られた。わたしは一人孤立してしまっている。一所懸命にやって来たのに誰もわたしを理解してくれない。受け入れてくれない、というのは人生の中でも一番辛いことではないでしょうか。

 しかしそんなときでも聖書は慰めを私たちに語ってくれます。[たとい父母がわたしを捨てても、主がわたしを迎えられるでしょう詩篇27:10、口語訳]。主というのは神様のことです。神様は私たちを愛して下さって、いつも共にいて下さると、約束していて下さるのです。お父さんやお母さんがわたしを捨てるというようなことは考えられないことです。万一そんなことがあったとしても、神様はわたしを捨てられない。いや、家族とはいつか死別すると言うことがあります。しかし神様はわたしの死の時も、死後の世界でも共にいて下さいます。力あるお方がわたしの味方となって共いつも共にいて下さる。信仰はその平安を与えてくれるのです。

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