
杉山昌樹(上福岡教会牧師)
メッセージ:監獄でも大丈夫
いかがお過ごしですか。上福岡教会の杉山です。
聖書に、ヨセフという人が登場します。彼は、奴隷となって売られていったエジプトの国で、これからいよいよという時に、罪を疑われて監獄に放りこまれます。そこでも神の助けがあって、牢の中の責任者になります。
そこに丁度、王の怒りをかった給仕役と料理役が入ってきます。ある日、二人は、同時に不思議な夢を見ます。彼らが浮かない顔をしていますと、ヨセフが声をかけます。「何かありましたか。」と。すると二人は、「不思議な夢を見たのだけれども、何のことかわからない。」と言います。ヨセフは、「それはきっと神が見せたのです、中身を教えてください。」と言います。
そこでまず、給仕役が、自分の夢を語って聞かせます。それを聞いたヨセフは、「あなたはきっと三日後に釈放され、仕事に戻れます。」と言います。さらに、「外に出たら、私のことを王に伝えてください。」と頼みました。これを見ていた料理役は、「では、私の夢も聞いてくれ。」と言って、中身を話しました。ヨセフは、「残念ながら、あなたは三日後に処刑されます。」と告げますと、全くその通りに処刑されました。
このように、正確に夢の解き明かしをしたヨセフでしたが、その後、給仕役は、このことをすっかり忘れてしまいます。ヨセフは、相変わらず牢屋の中です(創世記40章参照)。しかし、この出来事は、後でもっとも大切な時に思い出されるのです。そして時限爆弾のように、ヨセフの運命を変えます。
思い通りでない時でも、目の前の出来事に取り組むと、それがやがて芽を出していく。この話はこのことを教えています。
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