3月3日(火) エステル10章
ユダヤ人モルデカイはクセルクセス王に次ぐ地位についたからである。…彼はその民の幸福を追い求め、そのすべての子孫に平和を約束した。
日本聖書協会『聖書 新共同訳』エステル記 10章3節
エステル記の結びの章は、大国を治めるクセルクセス王の偉大さを記すことから始まります。この偉大な王から栄誉を与えられたモルデカイを強調するためです。神に仕えたモルデカイは、このようにして大いに高められたのでした。
こうして高められたモルデカイは王に次ぐ地位であり、なおも王に仕える立場にあります。この王は、決して理想的な支配者ではありません。しかし、モルデカイは、その王に仕える者であり続けます。同時に彼は、高められたその地位を用いて同胞の民の幸福を追い求め、そのすべての子孫に平和を約束しました。他者の幸せのために、そして仲間と子孫たちの平和のために、彼はその地位と権威を用いて彼らに仕えました。
神に仕える者の歩みは、他者に仕える歩みでもあります。これはキリストの地上のご生涯にそのままあてはまります。偉大な神の独り子であられるお方は、父なる神にお仕えになられました。そして十字架に至るまでへりくだって仕えることで、私たちの幸福を追い求め、平和を約束してくださいました。この恵みをいただいて神の民へと高められた私たちもまた、兄弟姉妹に、そしてすべての人びとに、仕える者とされているのです。
【祈り】
キリストの恵みによって神の民とされた私たちを、人びとに仕える者とならせてください。









