5月18日(月) 列王上6章
神殿の建築は、石切り場でよく準備された石を用いて行われたので、…鉄の道具の音は全く聞こえなかった。日本聖書協会『聖書 新共同訳』列王記上 6章7節
列王記上6章は、神殿建築の詳細な設計図です。その壮麗さは想像を絶します。内壁はすべてレバノン杉で覆われ、その上から純金が張り巡らされました。「石は全く見えなかった」(18節)とあるように、無骨な土台の石は、輝く栄光の内に隠され、楽園のような美しい彫像によって彩られました。
しかし、この章で最も心を打つのは、豪華な装飾よりも、工事現場の「静寂」です。石切り場で完全に仕上げられた石が運ばれたため、現場では「鉄の道具の音は全く聞こえなかった」と記されています。神の家は、人間の騒がしい力技や喧噪によってではなく、整えられた静けさと秩序の中で組み上げられたのです。
さらに重要なのは、工事の真っ最中に語られた主の言葉です(11節~13節)。神は建物の出来栄えについては一言も触れず、ただ「掟に従って歩」むならと、王の従順を求めました(12節)。どれほど立派な神殿であっても、そこに聞き従う心がなければ、神は共には住まわれません。
教会もまた、活動の喧噪や建物の立派さではなく、御言葉への静かな信頼と従順によって建て上げられます。私たちの内なる神殿は、世の騒音の中ではなく、主の前に静まる時を通して、着実に完成へと近づいていくのです。
【祈り】
騒がしさの中であなたの御前に静まることができますように。









