リジョイス聖書日課

ヨブ18章 苦しみは神の呪いの結果なのか

放送日
2026年4月13日(月)
お話し
高内信嗣(銚子栄光教会牧師)

4月13日(月) ヨブ18章

神に逆らう者の灯はやがて消え
その火の炎はもはや輝かず
その天幕の灯は暗黒となり
彼を照らす光は消える。
日本聖書協会『聖書 新共同訳』ヨブ記 18章5-6節

 18章は、友人ビルダドの二回目の発言です。ビルダドは「話し合おう」(2節)と提案しますが、初めからヨブを理解しようとはせず、ヨブが彼らの言葉を受け入れることを求めています。その後に続く言葉は、もはや勧告や励ましではなく、ヨブに対する一方的な断罪と非難です。ビルダドは、ヨブを「怒りによって自らを引き裂く者」として、ヨブの苦しみが自業自得のものであると決めつけます。さらに、世界が自分のために存在するように考えているとし(4節)、「神に逆らう者」(5節)として、ヨブに対する呪いを語ります。

 5~21節に描かれる「神に逆らう者」の運命は、旧約聖書が語る一つの視点です。しかし、ヨブが問うていることは、人間の歴史とそこで起こり来ることは、そのように単純なものではないということです。友人たちの原理に立つならば、この地上で苦難に遭うことは、災い以外のなにものでもありませんでした。

 しかし、苦しみは神の呪いであるという図式で簡単に測ることはできません。現実は、むしろ、悪しき者が富み栄え、正しい者は苦しめられるのです。ヨブが問うのは、まさにこのことです。理不尽と思えるような出来事の中で、私たちはどのように神と向かい合うことができるのか。そのことをヨブ記は教えています。

 【祈り】

 理不尽と思えるような状況の中でも、あなたを仰がせてください。

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