3月27日(金) ヨブ13章
そして、呼んでください、お答えします。
わたしに語らせてください、返事をしてください。
罪と悪がどれほどわたしにあるのでしょうか。
日本聖書協会『聖書 新共同訳』ヨブ記 13章22-23節
神を害悪の源でもある全能者として畏れるヨブは、死の覚悟をもって、神への申し立てを望みます。彼は、神が気まぐれにヨブを懲らしめるのを中止すること(21節)、あるいはそれが正当な懲らしめであるならば、その落ち度を指摘してくださること(23節)を求めます。そのいずれもなさらず、ヨブに対して御顔を隠しておられる(24節)神の御心を計りかねて、ヨブは苦悩しているのです。
ヨブには死の覚悟と同時に、自らの主張の正しさへの自信もありました。かつての罪(26節)を神に赦していただいたヨブは、その後も神に対しての罪を重ねぬよう、ことあるごとにいけにえをささげ、神の祝福を受ける喜びに与りました(1章5節)。その後ヨブへの祝福は絶たれましたが、それはヨブがいけにえを疎かにしたからではありません。となると、その原因は神の側にあるということになります。ヨブは、苦悩から脱するために、自らの正当性を神に認めていただきたいと考えました。
そもそも神を「慈しみとまこと」の神(詩117編2節など)でなく、害悪の源と見なして向き合っているという落ち度はありますが、救いを求めて偶像に走らず、神に食い下がったヨブの姿勢には、私たちも見倣うべき点があります。
【祈り】
救いを求めて、ひたすら主に依り頼む信仰を、きょうも私たちにお与えください。









