リジョイス聖書日課

ヨブ11章 友を励ますために必要な神理解

放送日
2026年3月25日(水)
お話し
伊藤築志(田無協会牧師)

3月25日(水) ヨブ11章

あなたは言う。
「わたしの主張は正しい。
あなたの目にもわたしは潔白なはずだ」と。
しかし、神が…何と言われるか聞きたいものだ。
日本聖書協会『聖書 新共同訳』ヨブ記 11章4-5節

 ヨブの見舞いに来た友人ツォファルは、10章のヨブの独白に応答して、ヨブを叱咤します。ツォファルによれば、ヨブの独白はヨブ自身が恥じ入ることになる「無駄口」「嘲りの言葉」に過ぎません(3節)。そう断ずる理由は、神がヨブを不当に苦しめているのではないのに、ヨブがそれを正しく認識していないからです(4~11節)。ヨブの独白は全体として苦悩の表現であり、自身の潔白の主張ではないのですが、ツォファルはヨブの苦悩を理解していません。苦悩を理解しない叱咤は冷酷に響くだけで、励ましになりません。

 ツォファルは、神を、遠くいまし、神の方へ正しく転向する者のみを祝福し(12節以下)、罪ある者を祝福しないお方だとだけ理解しています。そこには勧善懲悪の雰囲気があります。しかし、ヨブが知る神は、手ずから造ったヨブを愛し、罪を赦し、祝福してくださった、共にいてくださる神です。ツォファルの理解には、神の、共にいてくださる神としての側面が欠けています。

 聖書全体を通して神と出会い、神を知るとき、私たちは、神を「罪をさばき、人と共にいる神」としてバランスよく理解できます。その理解のもとでのみ私たち自身は慰められ、苦悩する友を真に励ましうるのです。

 【祈り】

 悩める友を慰めるとき、まず私たちが神をよく知り、ふさわしい言葉で慰めることができますように。

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