あさのことば

心に喜びを与える歌

放送日
2025年5月22日(木)
お話し
中山仰(花見川キリスト教会牧師)

中山仰(花見川キリスト教会牧師)

メッセージ:心に喜びを与える歌


 おはようございます。花見川キリスト教会牧師の中山仰です。
 
 皆さんは、歌が好きでしょうか。たいていの方は、小さいころから歌がお好きなことが多いのではないでしょうか。誰でも、小さいころの好きな歌が流れてきたら、聞き耳を立てたり、一緒に口ずさんだりするはずです。

 韓国機を爆破した罪で捕えられた金賢姫の著書(「金賢姫全告白 いま、女として」)の告白文の中に、どうして自白する気になったのか、が書かれていました。彼女は日本語教育を受けて、日本人に成りすましていたのですが、周りの係員が歌う歌に、自分の小さい時に歌い、聞いた歌に両親のことと、その愛を思い出したそうです。それがきっかけで心動かされ、自分が北朝鮮の工作員であることを告白するに至ったそうです。

 私が牧師になるための学校で学んでいたときに、特別講義として、指揮者でオルガニストである鈴木雅明先生が、賛美についてお話しに来てくれたことがありました。お話の後に、質問を受けてくれたとき、一人の学生が、「私は演歌が好きなのですが」と言いました。すると間髪を入れず、鈴木先生は、「そうでしょうね。人間は一番長く聞いていた歌が好きになるようです。」と答えられたのです。

 そのように、歌は、心を動かす作用があるようです。苦しい生活の中で、ある好きな歌が人生の応援歌となった、ということを時々聞きます。ある方は、お年を召しておおよそのことを忘れてしまったおばあさんに、お孫さんを連れてお見舞いに行きます。「おばあちゃん讃美歌を歌おうか」というと、ベットの上にきちんと座り直して、小さい頃から歌い親しんだ「主われを愛す」という歌を一緒に喜んで歌われたそうです。讃美歌は特に、心の歌となって、多くの人を喜ばせてくれるようです。

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