あさのことば

苦難の僕

放送日
2021年3月31日(水)
お話し
山下正雄(ラジオ牧師)

山下正雄(ラジオ牧師)

メッセージ: 苦難の僕

 おはようございます。ラジオ牧師の山下正雄です。
 旧約聖書のイザヤ書に、苦難の僕(しもべ)の歌として知られる有名な個所があります。イザヤ書52章の終わりから53章にかけて記された言葉がそれです。そこには人々の罪の身代わりとなって苦難を引き受ける一人の僕の姿が描かれています。それが誰なのかは、謎のままです。

 預言者自身のことを語っているのか、あるいはイスラエル民族のことを語っているのか、あるいは将来現れるメシアの姿を描いているのか、はっきりしたことはわかりません。けれどもこの聖書の個所は、イエス・キリストを信じる者たちにとっては、まさにイエス・キリストの姿そのものと映ります。

 今週はイエス・キリストの十字架を思いめぐらせながら時を過ごしています。キリストの十字架は、その当時の人々にとってもつまずきでした。自分の救いとは何の結びつきも感じられない出来事だったのです。しかし、そこにこそ神の用意された救いがあります。聖書を通して人間の本当の惨めな姿を知った人だけが、見いだすことができる救いです。

 きょうのみ言葉…「彼が刺し貫かれたのは、わたしたちの背きのためであり、彼が打ち砕かれたのは、わたしたちの咎のためであった。彼の受けた懲らしめによって、わたしたちに平和が与えられ、彼の受けた傷によって、わたしたちはいやされた。」イザヤ書53章5節

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