あさのことば

十字架刑の判決

放送日
2019年4月15日(月)
お話し
浅野正紀(江古田教会牧師)

浅野正紀(江古田教会牧師)

メッセージ: 十字架刑の判決

 いかがお過ごしでいらっしゃいますか。江古田教会の浅野正紀です。
 今週は、イエス・キリストが受けられた十字架の苦難を思い起こす受難週です。私たちにとってイエスの十字架がどんな意味を持っているのか、共に考えたいと思います。

 イエスは、弟子たちと最後の食事をした後に、弟子の一人でありましたユダに裏切られ、その後ユダヤの指導者たちに捕らえられてしまいました。イエスは、ユダヤの最高法院で裁判を受けられてから、ローマ総督ピラトのもとへと連れていかれました。

 ピラトは最初、イエスに死刑となるような罪を見いだすことができませんでした。そこで、イエスを釈放しようと考えました。ところが、ユダヤの民衆が「十字架につけろ、十字架につけろ」と叫び出しました。ルカによる福音書23章23節から24節に、こう記されています。「ところが人々は、イエスを十字架につけるようにあくまでも大声で要求し続けた。その声はますます強くなった。そこで、ピラトは彼らの要求をいれる決定を下した。」

 ここで興味深いことは、イエスが何の罪も犯していないにもかかわらず、当時の国家によって正式に十字架刑の判決を受けたということです。十字架刑とは、当時のローマ帝国において、刑を受ける者に屈辱を与える最も過酷な死刑方法でした。ローマ帝国では、自分たちに反逆した者に対してみせしめの意味で、この十字架刑を行っていました。
 イエスが他の死に方ではなく、この最も過酷で苦しい十字架刑で死ぬことに実は大きな意味がありました。イエスは、この地上で考えられる最大の苦しみを私たちのために負って下さいました。

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