あさのことば

満足

放送日
2007年3月28日(水)
お話し
鈴木牧雄(湘南恩寵教会牧師)

鈴木牧雄(湘南恩寵教会牧師)

メッセージ: 満足

 いかがお過ごしでしょうか。湘南恩寵教会の鈴木牧雄です。
 今日も最初に、聖書の言葉に耳を傾けたいと思います。フィリピの信徒への手紙4章11節からです

「わたしは、自分の置かれた境遇に満足することを習い覚えたのです。・・・・・・わたしを強めてくださる方のお陰で、わたしにはすべてが可能です。」

 人間はなかなか「満足」ということをしません。満足した途端、もっとよいものを欲しくなります。良い面にあらわれると追求心・向上心になりますが、むしろ私たちを欲望の虜にしがちです。
 そのため、ギリシャの昔から「満足」は美徳の一つとして重んじられてきました。満足とは、自分を取り巻く状況にとらわれずに、いつも心からの自由を味わっていることで、精神的鍛錬により身につくと教えられていました。

 使徒パウロも、この「満足」を習い身につけました。ただパウロは、精神力の鍛錬によってではなく、パウロを強めてくださるお方、すなわち主イエス・キリストのお陰で身につけることができました。それはキリストを模範としたからではありません。キリストの絶大な愛の前で自分の無力さを徹底的に思い知り、空っぽになったからでした。そのため、パウロは、キリストの愛の強さを自分の内に満たすことができ、本当の満足をつかむことができたのです。

 なぜ私たちは、満足しないのでしょうか。それは、本当の愛の強さがないからです。その本当の愛と強さはキリストのうちにあります。私たちも空っぽになってキリストに注いでいただきましょう。

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