あさのことば

「お父さんのもとに帰ろう」

放送日
2005年12月2日(金)
お話し
木村香(川越教会牧師)

木村香(川越教会牧師)

メッセージ: 「お父さんのもとに帰ろう」

 いかがお過ごしでしょうか。川越教会の木村香です。

 ある人の息子が申しました。お父さん、遺産を分けて下さい。何ということを言うのでしょう、遺産は親が亡くなった時に受け継ぐものです。お父さん、死んだことにして下さいと言ったのと同じですね。不思議なことにお父さんは怒りもせずに財産を分けてやります。息子は何日もしないうちに家を飛び出して遠い外国に行ってしまいます。それだけならまだしも、そこで放蕩に身を持ち崩して、間もなくお父さんから貰った財産を使い果たしてしまうのです。何のことはない、計画性もなく、ただ遊びたかっただけ、お父さんから離れたかっただけなのですね。お父さんのもとにいれば、何もかもうまく行っていたのに、それが窮屈に感じられるのですね。今でもありそうなお話しです。今でも、というのはこれはイエス様がお話しして下さった、聖書に記されているお話しだからです。イエス様のたとえ話なのですが、この放蕩息子は、実はわたしたちのこと、お父さんは神様です。

 お父さんの下にいれば何の不自由もない人生を送ることができるのに、それを嫌う、俺は俺のやり方で生きてみせる。何でもできる。お父さんなんかいない方がやりやすい。交通のルールに縛られるのは窮屈だから俺はやりたいようにやる、何が何でもすっ飛ばす、というのと変わりませんね。それは実はもう一歩で死、なのです。

 神様の下にあってこそ本当の自由があり、安全があり、力があるのです。神様は首を長くしてあなたが帰ってくるのを待っておられます。知らん顔しておられるように見えて、実は深く深くあなたを愛しておられるからです。お父さんである神様のところに行きましょう、帰りましょう。

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