祝福のゆえにへりくだった心を | 民数記 24章

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民数記 24章

エジプトから彼らを導き出された神は
彼らにとって野牛の角のようだ。
彼らは、敵対する国を食らい尽くし
骨を砕き、矢で刺し通す。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 民数記 24章8節

祝福のゆえにへりくだった心を

バラクは怒り心頭でした。何しろ、イスラエルを呪うために呼び寄せた占い師バラムが、呪うどころか三回も繰り返して祝福の託宣をしたからです。

「自分の所に逃げ帰るがよい!」とバラクは命じます。バラムも負けてはいません。「すでに前もって言っておいたではないか!」と言い返します。両者は決裂です。このように、主の御手にかかれば、人の企みは木端微塵です。

なるほど、悪者がとっちめられるのは痛快です。しかし、浮かれていてはなりません。「敵が倒れても喜んではならない」が主の御心だからです(箴言24章17節)。そこで、次の御言葉を聞きましょう。「よく聞きなさい。『今日か明日、これこれの町へ行って1年間滞在し、商売をして金もうけをしよう』と言う人たち、あなたがたには自分の命がどうなるか、明日のことは分からないのです。あなたがたは、わずかの間現れて、やがて消えて行く霧にすぎません。むしろ、あなたがたは、『主の御心であれば、生き永らえて、あのことやこのことをしよう』と言うべきです」(ヤコ4章13~15節)。

御業を成し遂げられる主の御手に信頼しつつ、へりくだった心で進んでまいりましょう。

【祈り】 やがて消えていく霧にすぎない私たちを御心に留めてくださり、感謝します。

小野田 雄二(上野緑ケ丘教会)