神による礼拝への招き | 民数記 15章

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民数記 15章

あなたたちは、わたしのすべての命令を思い起こして守り、あなたたちの神に属する聖なる者となりなさい。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 民数記 15章40節

神による礼拝への招き

神は、主の民イスラエルに「代々にわたって、衣服の四隅に房を縫い付け、その房に青いひもを付けさせなさい」と命じられました(38節)。神を象徴する青いひもによって、その房は神とその御言葉を民に思い起こさせる房となります。民は、46時中、身に付けている房を見ては御言葉を思い起こし、それを守るということを求められたのです。

衣服に房を縫い付ける理由として、神は「あなたたちが自分の心と目の欲に従って、みだらな行いをしないためである」とおっしゃいました(39節)。ここでの「みだらな行い」とは、結婚関係を破壊する不品行だけでなく、人間と神の関係を破壊する偶像礼拝をも意味します。青いひもを付けた房を身に付けた民は、結婚指輪をはめた夫と妻のように、エジプトから救い出してくださった神に対して誠実であろうとします。

大切なことは房そのものではなく、神に対して誠実であることです。神は「あなたたちは…あなたたちの神に属する聖なる者となりなさい」とお告げになりました(40節)。神に対して誠実であれという指示は、神による、神礼拝への招きです。神に対して日々罪を犯す民も、悔い改めて、神との関係を再構築し、礼拝するようにと招かれています。

【祈り】

神よ、私たちの罪をキリストのゆえに赦し、あなたとの関係の再構築に日々招かれることに感謝します。

伊藤 築志(田無教会)