長寿はまことの神の賜物である | コヘレトの言葉 6章

RCJメディアミニストリー「ふくいんのなみ」のトップページへ戻る

コヘレトの言葉 6章

人が百人の子を持ち、長寿を全うしたとする。
しかし、長生きしながら、…
死んで葬儀もしてもらえなかったなら
流産の子の方が好運だと…。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 コヘレトの言葉 6章3節

長寿はまことの神の賜物である

敬老の日に相応しく、長寿についての御言葉を聞きたいと思います。

長寿の幸いとは、何によって決まるのでしょうか。申命記4章40節で、神は、「今日、わたしが命じる主の掟と戒めを守りなさい。そうすれば、あなたもあなたに続く子孫も幸いを得、あなたの神、主がとこしえに与えられる土地で長く生きる」と言われます。神がおっしゃる長寿の幸いは、「主の掟と戒めを守」ることによると教えられています。

逆に、コヘレトの言葉6章では、この世で富を築き、「百人の子を持ち、長寿を全うした」としても、「財産に満足もせず、死んで葬儀もしてもらえなかったなら、流産の子の方が好運だ」と、長寿が幸いであるとは言いません。なぜなら、私たちの長寿は、神からの賜物であり、まことの神の御言葉である聖書の中に記された「主の掟と戒め」を守り生きるとき、本当の長寿の喜びが与えられるからです。

主からいただく命の長さはさまざまです。この世に生を与えられなかった「流産の子」であっても、「主の掟と戒め」に生きる両親の信仰によって育まれた命は、両親の誠実な信仰の故に祝福されるのです。真の長寿の幸いとは、この世での命の長短ではなく、神への忠実な信仰に生きる者たちに与えられる神の賜物です。

【祈り】

神よ。人の命はあなたの御手の内にあります。そのことを覚え、幸いな人生を歩むことができますように。

中田 稔(丸亀伝道所)