神は裁きをもって民に教える | 民数記 16章

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民数記 16章

彼らと彼らに属するものはすべて、生きたまま、陰府へ落ち、地がそれを覆った。彼らはこうして、会衆の間から滅び去った。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 民数記 16章33節

神は裁きをもって民に教える

神とその御言葉を常に思い起こす、神との誠実な関係に招かれていた主の民イスラエルの中にも、その招きに反発する者たちがいました。彼らは神が立てた民の指導者モーセとアロンに逆らい、また御言葉にも逆らったために、神の怒りを買いました。神はモーセを通して民に「この神に逆らう者どもの天幕から離れなさい。彼らの持ち物には一切触れてはならない。さもないと、彼らの罪のために、あなたたちは滅びる」とお告げになり(26節)、多くの民はそれに従いました。しかし、反逆者たちはこの警告の言葉を信じず、その指示に従いませんでした。

神はモーセを通して「彼らが生きたまま陰府に落ちるならば、この者たちが主をないがしろにしたことをあなたたちは知るであろう」とおっしゃいました(30節)。神は、招きを拒む不誠実な者を滅ぼすことによって、民に、神に対して誠実であるべきことをお示しになったのです。

神に誠実であることは、自己を神より低い位置に置くことです。私たちはときに自己正当化のため、御言葉に背く態度をとり、神より優位に立とうとしてしまいます。神は、それはいけないと、厳しい裁きを見せて主の民を諭されます。それは民に神との健やかな関係を教えるためです。

【祈り】

神よ、きょうもわたしが、あなたに対して誠実で、身を低くしていられるように、御言葉で諭してください。

伊藤 築志(田無教会)