詩編 59編
わたしは御力をたたえて歌をささげ
朝には、あなたの慈しみを喜び歌います。
あなたはわたしの砦の塔、苦難の日の逃れ場。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 詩編 59編17節
あなたはわたしの砦の塔
持田 浩次(三郷教会)
わたしは御力をたたえて歌をささげ
朝には、あなたの慈しみを喜び歌います。
あなたはわたしの砦の塔、苦難の日の逃れ場。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 詩編 59編17節
持田 浩次(三郷教会)
2024年7月の聖書日課をまとめて表示します。
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表題(1節)に「サウルがダビデを殺そうと、人を遣わして家を見張らせたとき」とあるように、この詩は、サウル王から命を狙われていたダビデが、神の助けと守りを願い求めている詩です。
サウル王は、ダビデの家に使者を遣わし、彼を見張らせ、翌朝には殺させようとしました。その夜、ダビデの妻ミカルはダビデに言いました。「今夜中に避難して自分の命を守らなければ、明日は殺されます」(サム上19章11節)。そうして、ミカルは、ダビデを窓からつり降ろし、彼は逃げて難を免れることができました。
サウル王の使者たちは、うろうろ探し回る犬のように(詩59編7節、15節)ダビデを付け狙っていました。その夜、ダビデの心は、不安と恐れでいっぱいになったことでしょう。しかし、そのような状況でも、ダビデは希望を持ち、こう言うことができました。「わたしは御力をたたえて歌をささげ、朝には、あなたの慈しみを喜び歌います」と(17節)。
なぜならダビデは、神が自分の「砦の塔、苦難の日の逃れ場」だと信じていたからです。私たちも、どんなに不安と恐れにおびえる夜でも、神が共にいてくださり、守ってくださるので、平安と希望を持ちつづけることができるのです。
【祈り】
どのような不安と恐れの中でも、あなたが共にいてくださり、心に平安と希望を満たしてください。