詩編 143編
わたしはいにしえの日々を思い起こし
あなたのなさったことをひとつひとつ思い返し
御手の業を思いめぐらします。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 詩編 143編5節
これからも神の御業を思い起こす
石原 知弘(東京恩寵教会)
わたしはいにしえの日々を思い起こし
あなたのなさったことをひとつひとつ思い返し
御手の業を思いめぐらします。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 詩編 143編5節
石原 知弘(東京恩寵教会)
2024年1月の聖書日課をまとめて表示します。
「詩編」の聖書日課をまとめて表示します。
石原 知弘が担当した聖書日課をまとめて表示します。
新しい年も早いもので4日となりました。昨年1年の日々を振り返りながら年を越しましたが、今年もすでにこうして一日一日を積み重ねています。始まったばかりのこの年の歩みも、すぐに振り返られる過去の日々になっていきます。
聖書は、「いにしえの日々を思い起こし」と、過去の日々に向き合う信仰者の心を描きます。もちろん、すべての日が喜ばしいものであったとは限りません。「わたしの霊は絶え入りそうです」(7節)と告白せざるを得ない日もあり、むしろそうした日々の方が多かったかもしれません。しかし、神が働かれなかった日はありません。私たちは、神の「なさったことをひとつひとつ思い返し」ます。遠い昔の日々から今に至るまで、そしてこれからも、神は御業をなし続けてくださいます。ただ楽しかったことを思い起こすというのではなく、神がなしてくださったことを思い返し、苦しいときにこそ神が働いてくださったことを、感謝をもって思い起こすのです。
きょうという日も、やがて振り返って思い起こされるときが来ます。苦しい一日と感じていても、神の御業がなされた日として振り返られるはずです。そのことを信じて、きょうという日を大切に過ごしましょう。
【祈り】
神よ、きょうも、そしてこれからも、あなたの御業を思い起こすことができますように。