主をお迎えする準備 | マルコによる福音書 1章1-8節

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マルコによる福音書 1章1-8節

「荒れ野で叫ぶ者の声がする。
『主の道を整え、
その道筋をまっすぐにせよ。』」日本聖書協会『聖書 新共同訳』 マルコによる福音書 1章3節

主をお迎えする準備

教会はクリスマスの準備で大忙しです。礼拝の順序を確認したり、祝会の内容について話し合ったり、このクリスマスに洗礼や信仰告白する方もおられたりと。どれも大切なことばかりですが、最も大切なことを忘れてはなりません。私たちがクリスマスをお祝いするのは、イエス・キリストをお迎えするためであるということを。「何を当たり前のことを!」と言われてしまいそうですが、準備することがたくさんある中で、一番大切な準備に心を向けたいのです。

洗礼者ヨハネは、主イエスの宣教の道備えとして、「罪の赦しを得させるために悔い改めの洗礼を宣べ伝え」ました(4節)。そして、主イエスをお迎えする準備として、人びとに罪の告白を迫り、罪と決別して生きる洗礼を授けました。

この時期、私たちの心はいっぱいいっぱいになりがちです。しかし、立ち止まって、最も大切な準備に心を向けましょう。ヨハネと共に、世に向かって悔い改めを宣べ伝えるのです。そして、それだけでなく、自分自身も同じ悔い改めに生きるのです。主は悔い改める私たちの罪を赦すために、私たちのもとへ来てくださいます。悔い改めの心によって、主のおいでになる場所を準備しましょう。主はそこへおいでになります。

【祈り】

慌ただしい心を静めてください。あなたをお迎えする準備をするために。どうかここにおいでください。

三川 共基(松戸小金原教会)