神が我々のために戦ってくださる | 歴代誌下 32章

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歴代誌下 32章

「敵には人の力しかないが、我々には我々の神、主がいて助けとなり、我々のために戦ってくださる。」日本聖書協会『聖書 新共同訳』 歴代誌下 32章8節

神が我々のために戦ってくださる

分裂王国時代の南ユダにおいて、ヒゼキヤ王の礼拝改革が記されるなか、32章では、信仰による勝利が書き留められています。

当時、北のアッシリアはとても強い国でした。アッシリアの王センナケリブは、その勢力を広げるためにユダに侵入してきて、ユダの多くの町がアッシリアに占領されました。8節の言葉は、厳しい戦いのなかで、ヒゼキヤ王が指揮官たちを激励する言葉です。ヒゼキヤのこのような言葉は、その場を凌ぐためだけの言葉ではありません。それは彼の強い信仰の中から出てきた、確信に満ちた言葉です。そして、神はこのようなヒゼキヤの確信に満ちた信仰と彼の切なる祈りを聞き入れて、勝利を与えてくださいました。

私たちは、この世の中で多くの戦いを強いられています。特に信仰者として霊的な戦いをすることも多くあります。信仰の戦いを強いられたとき覚えたいことは、弱いわたしのような者を救いに導いてくださった神の恵みです。その神が自分の味方となって、自分のために戦ってくださり、さらに戦う勇気をも与えてくださいます。

きょうも、神がわたしと共にいてくださることを信じて、勇気を持って生きる一日となりますように。

【祈り】

いつもわたしと共にいてくださり、共に戦ってくださる神を信じることができるようにお祈りします。

申 成日(広島教会)