主の目にかなう正しいこと | 歴代誌下 29章

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歴代誌下 29章

彼は、父祖ダビデが行ったように、主の目にかなう正しいことをことごとく行った。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 歴代誌下 29章2節

主の目にかなう正しいこと

南北に分裂したイスラエルの中で、北王国イスラエルの王は、そのほとんどが神の目に悪とされることを行った王でしたが、南王国ユダの王の中には神の目に正しいと評価された王もいます。29章から登場するヒゼキヤもその一人です。

しかし、ヒゼキヤの父親であったアハズは主の目にかなう正しいことを行いませんでした。ヒゼキヤはその息子として生まれた人ですが、父親に倣うことはしませんでした。彼がそのような信仰を持つようになったのは、母親の影響があったと言われています。

彼は、父親とは正反対に、神の目にかなう正しい人として、他の王たちと違って、国中に残っていた異教の祭壇である「聖なる高台」を徹底して取り壊し、主の神殿を再建することに力を尽くしました。また、さまざまな祭儀とそのために働くレビ人たちの奉仕を回復させ、神がイスラエルの民のためになさった御業を喜び祝ったのです。それこそ、父祖ダビデが神に対して行った信仰の姿であり、主の目にかなう正しいことでした。

人の信仰は必ずしもその出身や環境によりません。私たちもそのような徹底した信仰者になりますように聖霊の助けを求めましょう。

【祈り】

どうか私たちがさまざまなことに妥協することなく、徹底的な信仰に生きることができるようにお祈りします。

申 成日(広島教会)