主人に喜ばれる忠実な良い僕 | マタイによる福音書 25章14-30節

RCJメディアミニストリー「ふくいんのなみ」のトップページへ戻る

マタイによる福音書 25章14-30節

「主人は言った。『忠実な良い僕だ。よくやった。お前は少しのものに忠実であったから、多くのものを管理させよう。主人と一緒に喜んでくれ。』」日本聖書協会『聖書 新共同訳』 マタイによる福音書 25章21節

主人に喜ばれる忠実な良い僕

主人は3人の僕たちに、それぞれ5タラントン、2タラントン、1タラントンを預けて旅に出ました。1タラントンは当時の労働者が20年間働いてようやく稼ぐことができる金額と言われ、決して少ないものではありません。僕たちは、旅から帰って来た主人にそれぞれ報告をします。このたとえでは、主人からタラントンを預けられ、たくさんもうけたかどうかが重要ではありません。なぜなら、5タラントンをもうけた僕も2タラントンをもうけた僕も、主人から全く同じ評価を受けるからです。「忠実な良い僕だ。よくやった」(21節、23節)。主人に対する忠実さが評価されています。

英語のタレント(才能)という言葉はタラントンに由来する言葉です。私たちが神から与えられたものは、才能だけでなく、命も時間も、財産も信仰も、すべてです。パウロは「いったいあなたの持っているもので、いただかなかったものがあるでしょうか」と言いました(1コリ4章7節)。

私たちは神のものを管理する管理人です。管理人に求められるのは主人に対する忠実さです。私たちは、終わりの時に、神から預かったものをどのように用いたかが問われます。神の国のために、私たちはすべてのものを忠実に用いる良い僕でありたいと願います。

【祈り】

神の国のための忠実な良い管理人として生きることができますように。

李 東隼(和歌山伝道所)