近づいて聞け耳を傾けよ聞き分けよ | イザヤ書 34章

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イザヤ書 34章

もろもろの国よ、近づいて聞け
もろもろの民よ、耳を傾けよ。
聞け、大地とそこに満ちるすべてのもの
世界とそこに生ずるすべてのものよ。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 イザヤ書 34章1節

近づいて聞け耳を傾けよ聞き分けよ

近づいて聞くべきことは、神の報復の日についての言葉です。「まことに、主は報復の日を定められる、シオンにかかわる争いを正すための年を」(8節)。その日は、たとえ見たとしても信じられないような裁きが成し遂げられる日です。だから、預言者の言葉は侮られます。悔い改めて立ち帰る道を示してくれる人もいません。

しかし、望みが一つ示されます。「主の書に尋ね求め、読んでみよ。これらのものに、ひとつも欠けるものはない」(16節)。そこには、聞く者の心を守り導く言葉があります。神を信じて、その口から出た言葉として、その一つ一つによって生きることです。それに従って進むなら希望があり、目指すべきところがあります。「主は彼らの分をくじによって定め、御手の測り縄によって土地を分け、とこしえに彼らの所有とされる。代々にわたって、彼らはそこに住む」(17節)。

イザヤの時代にも、信じる人びとに神の言葉は希望を与えたでしょう。そして、今はいっそう親しく身近に神の言葉が希望を満たします。魂の牧者であり、監督者であるキリストが、その身をもって示され、成就された言葉によって導いてくださるからです。羊はその声を聞き分けます(ヨハ10章3、4節)。

【祈り】

主よ、日ごとにあなたの声を聞き分けさせてください。

貫洞 賢次(札幌伝道所)