全世界に及ぶ神の憐れみ | イザヤ書 14章

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イザヤ書 14章

まことに、主はヤコブを憐れみ
再びイスラエルを選び
彼らの土地に置いてくださる。
寄留の民は彼らに加わり
ヤコブの家に結び付く。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 イザヤ書 14章1節

全世界に及ぶ神の憐れみ

「まことに、主はヤコブを憐れみ、再びイスラエルを選び、彼らの土地に置いてくださる」。これは、神の民が捕囚後に帰還するという喜ばしい預言です。

しかし、イザヤの預言は、神の民の帰還に留まりません。「寄留の民は彼らに加わり、ヤコブの家に結び付く」と、イスラエル以外の民も、共に歩むようになることを告げています。

イザヤ書56章6、7節にも、このように書かれています。「また、主のもとに集って来た異邦人が、主に仕え、主の名を愛し、その僕となり、安息日を守り、それを汚すことなく、わたしの契約を固く守るなら、わたしは彼らを聖なるわたしの山に導き、わたしの祈りの家の喜びの祝いに連なることを許す。…わたしの家は、すべての民の祈りの家と呼ばれる」。

主はアブラハムに、「あなたを祝福する人をわたしは祝福し、あなたを呪う者をわたしは呪う。地上の氏族はすべて、あなたによって祝福に入る」と言われました(創12章3節)。神は、神の民を通して、全世界に恵みが及ぶことを願っておられるのです。そうして、イエス・キリストが私たちに与えられたのです。神の愛と恵みを独り占めしてはならないことを、もう一度、教えられます。

【祈り】

神様、あなたの願いをわたしの願いとして、キリストによる救いを伝えることができますように助けてください。

小堀 昇(花小金井教会)