神の言葉に従った純粋な神礼拝 | ホセア書 8章

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ホセア書 8章

エフライムは罪を償う祭壇を増やした。
しかし、それは罪を犯す祭壇となった。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 ホセア書 8章11節

神の言葉に従った純粋な神礼拝

ホセア書8章には、イスラエルに対する神の裁きの言葉が記されています。彼らの罪は、第一に、神の契約を破り、神の律法に背いたことでした(1節)。口先では「わが神よ、我々はあなたに従っています」と言っていました(2節)。しかし、実際は、「神の恵みを退け」、神を無視して行動していました。

イスラエルの第二の罪は、偶像礼拝です。彼らは、神の名を用いて、金銀の偶像を作りました(4節)。

第三の罪は、宗教的欺瞞です。ホセアの時代、イスラエルの人々は熱心にいけにえをささげました。「罪を償う祭壇を増やし」ました。しかし、神の戒めを離れ、異教化した祭儀が神を喜ばせるはずがありません。神の律法は祭儀について教えていますが、12節にあるように、「彼らはそれを無縁のものと見なし」ました。神の律法を離れた、神礼拝になっていました。イスラエルは神に聞こうとせず、自分たちの判断で、また自分の願望を反映させて、神礼拝を行いました。自分たちの思いを中心にした礼拝でした。そのような礼拝を主は喜ばれません。13節にあるように、「主は彼らの不義に心を留め、その罪を裁かれる」のです。

主が求めておられるのは、御言葉に従った純粋な神礼拝です。

【祈り】

主なる神よ。自分の満足ではなく、主の御心に従った礼拝をささげさせてください。

袴田 康裕(神戸改革派神学校)