いつも通りの変わらない祈り | ダニエル書 6章

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ダニエル書 6章

家に帰るといつものとおり2階の部屋に上がり、エルサレムに向かって開かれた窓際にひざまずき、日に三度の祈りと賛美を自分の神にささげた。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 ダニエル書 6章11節

いつも通りの変わらない祈り

地上での戦いにおいて私たちにはいろいろな声が聞こえてきます。だからこそ私たちは、神の声を聞く習慣を身につける必要があります。

ダニエルは異国で絶大な信頼を得ました。周囲の人びとはダニエルを妬み、陥れる口実を探しますが、何も咎める点を見出すことができません。そこで、彼らは罠を仕掛けます。ダニエルが真の神を礼拝することを見込んで、30日間「王以外への祈り」を禁じます。この禁令を破る者は獅子の洞窟に投げ込まれると。ダニエルを標的とした罠が発動しました。

その禁令を知りながらも、ダニエルは「いつものとおり」神を礼拝します。誰にも見られないように、あるいは祈っていないように見せかけて祈ることもできたはずです。しかし、彼は「いつものとおり」祈るのです。家の窓がエルサレムに向かって開かれていたように、ダニエルの心は神に向かって開かれていました。

主イエスもまた、いつも通りの祈りを大切にされました。十字架を前に、「いつものように」、「いつもの場所で」祈られました(ルカ22章39、40節)。

いつも通りの祈りが神への信頼を築きます。いつも通りの祈りが神の栄光を現します。いつも通りの祈りが地上の戦いに祝福をもたらします。

【祈り】

神様に向かう、いつも通りの祈りのルーティーンをお与えくださり、その時間を祝福してください。

大宮 季三(横浜中央教会)