神の恵みを一つひとつ思い起こす | 詩編 105編

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詩編 105編

それゆえ彼らは主の掟を守り
主の教えに従わなければならない。
ハレルヤ。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 詩編 105章45節

神の恵みを一つひとつ思い起こす

詩人は、「主の成し遂げられた驚くべき御業と奇跡を、主の口から出る裁きを心に留めよ」と語ります(5節)。イスラエルの救いの歴史とその恵みを思い起こしています。

アブラハム、イサク、ヤコブへと受け継がれた神の契約の恵み、ヨセフをエジプトの宰相として立て、イスラエルの民を繁栄させられた神の恵み、モーセを用いて成し遂げられた出エジプトの神の恵み、荒れ野の旅からカナン入国までに示された神の恵みです。そして最後の45節で、「それゆえ彼らは主の掟を守り、主の教えに従わなければならない。ハレルヤ」と結びます。

神の救いを経験した民が、その恵みを数えるようにして思い起こすのは、今から、「主の掟を守り、主の教えに従う」ためです。神の恵みを思い起こさなくなるとき、私たちは主の掟を守り、主の教えに従うことが難しくなります。

「どんなことにも感謝しなさい。これこそ、キリスト・イエスにおいて、神があなたがたに望んでおられることです」(1テサ5章18節)。キリストからの恵みを一つひとつ思い起こし、感謝をささげ、ハレルヤと主を賛美しながら、主の掟を守り、主の教えに従う日々を積み重ねていきましょう。

【祈り】

神よ、あなたの恵みを忘れることなく、一つひとつを思い起こすことのできる一日でありますように。

玉井 宣行(所沢ニューライフ教会)