神の命の恵みと水の流れ | エゼキエル書 47章

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エゼキエル書 47章

川のほとり、その岸には、こちら側にもあちら側にも、あらゆる果樹が大きくなり、…月ごとに実をつける。水が聖所から流れ出るからである。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 エゼキエル書 47章12節

神の命の恵みと水の流れ

40章から、新しい神殿の幻が示されます。都エルサレムは陥落し、見える神殿は破壊されました。その中でエゼキエルは、全く新しい主の神殿の幻を見せられるのです。

きょうの箇所は、その神殿から流れ出る水の流れに焦点が当てられています。この水はとめどなく増え広がって海に流れ込み、海の水を汚れのないものとします。魚の種類は豊富になり、塩が取れ、果樹が絶えることなく実ると言われます。

主なる神の命の恵みが水の流れを通して明らかにされています。世界の初めにあったエデンの園も水の流れが豊かな場所でした。その後イスラエルの民は歴史の中で、水のない荒れ野で主に背き、王国ができても滅びてしまいました。しかし、その中で聖書は人が心から生ける神に立ち帰り、ただこの命を受けるようにと語ります。救い主イエスが与えるのもこの豊かな命の恵みです。そして、終わりの日においても川の流れが語られています。私たちはこの天の都に向けて信仰の旅をしていいます。

「天使はまた、神と小羊の玉座から流れ出て、水晶のように輝く命の水の川をわたしに見せた。…その両岸には命の木があって、年に十二回実を結び、毎月実をみのらせる」(黙22章1、2節)。

【祈り】

天の父よ、あなたが終わりの日に私たちのために備えてくださる恵みを感謝いたします。

宮﨑 契一(那覇伝道所)