天の糧に養われる神の民 | ダニエル書 1章

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ダニエル書 1章

ダニエルは宮廷の肉類と酒で自分を汚すまいと決心し、自分を汚すようなことはさせないでほしいと侍従長に願い出た。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 ダニエル書 1章8節

天の糧に養われる神の民

キリスト者が極めて少ない日本。この国に生きる私たちに、信仰の戦いについて多くのことを教えてくれる、それがダニエル書です。

バビロンの王ネブカドネツァルは、目を付けたイスラエルの少年の全身を染めようとします。バビロンの言葉と文書、バビロンの食べ物と飲み物。バビロンの神々に由来する名前。彼らは「自分は一体誰なのか」、と自分を見失ってしまうような境遇におかれます。その中にダニエルら4人がいました。

しかし、彼らは無批判にバビロンに埋没することなく、「決心し」行動を起こします。律法や神の民の良心に反する飲食を拒否しました。

キリスト者は、一方では何を食べるのも自由です。地上のすべてのものを神との関係において受け取ります。ですが、同時に、私たちはこの世のものだけで、「パンだけで」生きていくのではありません。天に本国を置く存在として、天のものに養われる必要があります。「わたしが命のパンである。わたしのもとに来る者は決して飢えることがなく、わたしを信じる者は決して渇くことがない」(ヨハ6章35節)。

本国である天からの養いを受ける神の民は、自分を見失うことはありません。

【祈り】

地上の国に埋没することなく、天を見上げさせ、天からの糧によって私たちを養ってください。

宮﨑 契一(那覇伝道所)