小さなところだけに目を注ぐのではなく | コリントの信徒への手紙一 3章1-9節

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コリントの信徒への手紙一 3章1-9節

わたしは植え、アポロは水を注いだ。しかし、成長させてくださったのは神です。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 コリントの信徒への手紙一 3章6節

小さなところだけに目を注ぐのではなく

パウロは「わたしたちは神のために力を合わせて働く者であり」と書いています(9節)。

ある教会会議で一人の教師が「洗礼準備の勉強会を長年続けて来た求道者が、教会から離れてしまい、最近、別の教会で洗礼を受けたことが分かった」と言われ、さらに「自分の指導が行き届かなかった」と反省の言葉を語られました。すると、その話を聞いていた一人の長老が「その方が洗礼を受けることができたのは、先生の指導があったからではないですか。神さまはちゃんと先生の働きを用いてくださったのですよ…」と発言されたのです。

私たちはとかく、自分の目に見える小さな集団だけを見て、自分の働きを判断しがちなところがあります。自分の教会のメンバーがどれだけ増えたのか、自分の所属する小さなグループがどれだけ成長したのか。そこだけに目を向けていれば私たちは肝心の神の働きを見失ってしまうことになるのです。

私たちは今日も「成長させてくださる神」の働きに信頼して、自分に神からゆだねられている使命を担い続けていきましょう。そうすれば神は必ず私たち一人一人の働きを用いてくださり、すばらしい御業をこの地上に実現してくださるはずです。

【祈り】

私たちの目を開いてあなたの働きを見させてください。アーメン。

櫻井 良一(東川口教会)