滅びから救われるために | 民数記 16章

RCJメディアミニストリー「ふくいんのなみ」のトップページへ戻る

民数記 16章

地は口を開き、彼らとコラの仲間たち、その持ち物一切を、家もろとも呑み込んだ。彼らと彼らに属するものはすべて、生きたまま、陰府へ落ち、地がそれを覆った。彼らはこうして、会衆の間から滅び去った。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 民数記 16章32節~33節

滅びから救われるために

反逆を企てた者たちは、地に呑み込まれ、共同体の中から滅び去りました。私たちは改めて、主の裁きの厳しさ、恐ろしさを教えられます。主は、反逆する者たちを決してお赦しになりません。

しかし、同時に主は、モーセとアロンの執り成しを通して、罪を犯した者たちを悔い改めさせ、救いたいと望んでおられることも事実です。主は民が罪を犯しても、何度も忍耐し、悔い改めるのを待ってくださるお方です。

反逆者に対する主の裁きが告げられたとき、モーセらは言いました。「神よ。あなたは、1人が罪を犯すと、共同体全体に怒りを下されるのですか」と(22節)。いやむしろ主は、究極の忍耐、究極の執り成しとして、独り子イエス・キリストを世に遣わしてくださいました。もし、イエス・キリストが私たちの代わりに十字架に架けられ、裁かれ、陰府に下ることが無かったなら、私たち自身が裁かれ、陰府に落ち、滅ぼされていたはずです。

私たちを滅びから救ってくださった主の忍耐と愛を深く覚えます。絶えず悔い改めと感謝をもって主に従って行きましょう。

弓矢 健児(西神教会)