賛美を通して与えられる力 | 出エジプト記 15章

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出エジプト記 15章

モーセとイスラエルの民は主を賛美してこの歌をうたった。
主に向かってわたしは歌おう。
主は大いなる威光を現し
馬と乗り手を海に投げ込まれた。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 出エジプト記 15章1節

賛美を通して与えられる力

モーセとイスラセルの民は葦の海で経験した神の御業を思い、賛美の歌をうたいました。彼らは熱狂と興奮の中で喜びに満たされながら神を賛美したのです。

賛美について考えるとき、わたしはいつも亡くなられた古川第一郎先生を思い出します。先生はギターを抱えながらよく神を賛美されていたからです。あるとき、用事があってわたしが教会に行ってみると、そこには一人で熱心に神を賛美している古川先生の姿がありました。あまりにも大きな声で何度も賛美する先生に圧倒されて、わたしは「先生、きょうは調子がいいですね」と声を掛けました。すると先生はすぐに首を横に振って、「そうじゃないよ。僕はきょう調子が悪いから神を賛美しているんだよ」と答えられたのです。

深刻な病を背負いながらも、いつも情熱を持って神のために奉仕しておられた古川先生。そのエネルギーの源は神を賛美することにあったことを、わたしはそのとき知りました。

賛美は神に従って生きようと決心する私たちを励まします。喜びのときに、そして苦しいときにこそ。神が賛美する者に新たな力を与えてくださるからです。

櫻井 良一(東川口教会)