イエス・キリストのことを | テモテへの手紙二 2章

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テモテへの手紙二 2章

イエス・キリストのことを思い起こしなさい。わたしの宣べ伝える福音によれば、この方は、ダビデの子孫で、死者の中から復活されたのです。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 テモテへの手紙二 2章8節

イエス・キリストのことを

いろいろなことで苦しんだり悩んだりするとき、祈れば祈るほどに苦しくなることがあります。聖書をいくら読んでも、慰めが与えられません。そのようなとき、思い出したい御言葉の一つです。

「イエス・キリストのことを思い起こしなさい」。どこに心を向ければよいかを教えられます。いろいろな試練がありますが、その試練の中心にキリストがいてくださらなければ、主の恵みに強められて喜ぶことも、希望に満たされることもできません。

「この方は、ダビデの子孫で、死者の中から復活されたのです」。キリストは、ダビデの子孫として一人の人となられました。私たちの苦しみを知らないお方ではありません。私たちの苦しみを背負い、死んで、けれども復活されたお方です。「次の言葉は真実です。『わたしたちは、キリストと共に死んだのなら、キリストと共に生きるようになる。耐え忍ぶなら、キリストと共に支配するようになる』」(11、12節)。

さまざまなことが気になるかもしれません。しかし、ただキリストに心を向けるとき、ふさわしい新たな慰めが日ごとに与えられるでしょう。

貫洞 賢次(札幌伝道所)