詩編 110編
わが主に賜った主の御言葉。
「わたしの右の座に就くがよい。
わたしはあなたの敵をあなたの足台としよう。」
主はあなたの力ある杖をシオンから伸ばされる。
敵のただ中で支配せよ。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 詩編 110編1節~2節
すべての敵から守り支えてくださる
足立 正範(上諏訪湖畔教会)
わが主に賜った主の御言葉。
「わたしの右の座に就くがよい。
わたしはあなたの敵をあなたの足台としよう。」
主はあなたの力ある杖をシオンから伸ばされる。
敵のただ中で支配せよ。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 詩編 110編1節~2節
足立 正範(上諏訪湖畔教会)
2017年5月の聖書日課をまとめて表示します。
「詩編」の聖書日課をまとめて表示します。
足立 正範が担当した聖書日課をまとめて表示します。
詩編110編は、王の即位式に歌われました。祭司か預言者が、王に油を注ぎ、王冠を被らせ、律法の書を手渡しました。そして、預言者を通して、王に即位する者に、神託が告知されます。その時、王は主なる神が設けられた王座に就くがよい、と主なる神は仰せになりました。「わたしの右の座に就く」ことは、王の名誉であるだけではありません。主なる神の子として神の支配に参与することを意味しました。
「わたしはあなたの敵をあなたの足台としよう」とは、完全な征服を示す象徴的行為です。実際にヨシュアは、カナンの五人の王を捕らえてから、すべてのイスラエルの人びとを呼び集めて、兵士たちの指揮官たちに五人の王の首を足で踏むように命じました。そして、ヨシュアはイスラエルの人びとに「恐れてはならない。おののいてはならない。強く、雄々しくあれ。あなたたちが戦う敵に対して主はこのようになさる」と言いました(ヨシュ10章24、25節)。
今、主イエス・キリストは父なる神の右の座につかれ、その御力によりすべての敵からこの世の教会を守り、支えてくださっています。